カナダ永住までのZAK物語

カナダ永住までの日常的な出来事を心情を交えながら、だけど飾らずに綴っていくブログです。

#45 CNタワーのすヽめ

 みなさん、こんにちは。

 

実は先日、ルームメイトに突然「週末にCNタワー登らないか」というお誘いをいただいていて。でーそこそこお値段が高いことはわかっていたので躊躇してたところ

「水族館の入場券とセットのチケットなら二つ合わせて58カナダドルしかしないよ!」と、セールスマンも顔負けするレベルの口文句を受けるがまま一緒に行くことになりました。まぁ確かに行きたかったし、安いみたいならいっか。っとなったわけです。

58カナダドルに税金がプラスされるので、日本円で5000円弱ってとこでしょうか。

 

いよいよ家からバスと電車を経由して1時間半くらいかけて、ついにやって参りました。

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こんな間近で見たのすら初めてでちょっとだけ興奮

やはり自然大国のカナダ。超大型電波塔の写真一枚を撮るだけでもキチッと緑がナチュラルに入ってきますね。

にしても意外とスタイリッシュだなぁって思いながら足を進めます。この近くに日本円で250円未満と、かなり激安でボリューミーなホットドッグの屋台があってルームメイトがガブりついてました。しかもお決まりの自分でトッピングできるタイプ。あいにく朝ごはんを食べてきてたので、今度来た時にお世話になろうと思いました。

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そしてこちら入り口

このアルファベットの並びに、このフォント、既視感しかないですね。そう、アメリカのニュース、CNNのロゴを連想させますね。

てかそもそもなんで”CN"タワーなんだろう、って思って調べたんですがめちゃくちゃ単純でした。Canadian National Tower なようです。うーん。知らなかった。なるほど。

まさかバンクーバー側に住んでるカナダ人にもこの事実 意外と知られてないんじゃないか?笑

時間は10時手前くらい、早くしないと混雑してくるのでなるはやで入り口へ。

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と、その前に一枚だけパシャリ

高すぎてもはや一番上のところが見えないやつ。こう間近に見てみると、意外とTHEセメントって感じのタワーなんですね。

思えば日本のスカイツリーもここまで近づいて見たことはないけど、かなり近未来的なかっくいいデザインしてましたよね?見た目でも妥協しない日本すごいな。

 

と上るその前に、簡単なCNタワーの高さに関する情報だけ。なんかめっちゃ焦らしてるみたいでごめんなさいね。

高さ:555メートル

実はこの高さ、1976年に竣工され初めてから2007年までの間の32年間、世界で最も高い塔だったんですって。2007年に抜いたのが中国の広州タワー。そしてそれを5年後すぐに抜いたのが、我らが日本のスカイツリーって感じになります。

なんか後出しジャンケン感がすごいですけど、こうしてみると世界一の座になっていた期間が長いのは素直にすごいというか。「とりま他のタワー抜いてみせるぜ!」ってノリじゃなくてなんか知らんけどたまたま世界1位になっちゃったわ〜的な感じで32年間誰にも邪魔されなかったみたいな感じがしてイイですね。実際の経緯はわからないんですけどね。

 

さて、話を戻して入り口からですね。

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流石に荷物チェックやってました

まだ朝なので5つあるゲートのうち2つしか稼働してなかったんですが、手際がかなり悪いように思えました。混雑が予想される時は気持ち早めに出た方がいいかと思います、てか混雑だけを避けたいなら朝に行くのがオススメです。タワーの上も人が少ないので写真が撮りやすいかと思います。

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混雑時はここまで並ぶんでしょうか・・・

ディズニーランドのアトラクションみたいに、こういうラインに続いて進んでいきました。もちろん全部素通りでしたが、ここを混雑時に人でごった返してるところを想像するとぞっとしちゃいます。

だってそもそも物理的にタワーにこんな人入らんくないか?時間制限でもするんでしょうか。

 

自分らはオンラインで購入したので、登録した時のメールアドレスに届いているPDFを開けばスタッフがスキャンしてくれます。紙の入場券はありませんでした。

そしてエレベーターにのってついに出発。乗るときにスタッフも付き添うんですが、エレベーター特有の気まずさをかき消す陽気さで場を和ませてくれてました。展望台までは1分ないくらいで到着。

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トロントの摩天楼(?)

決まり文句かもしれませんが、今日はスタッフいわくとても空気が澄んでいて綺麗みたいです。確かにとっても綺麗。知らないうちにまた晴れ男発動させちゃいました。

不思議とどこか都会って全部同じに見えてしまいますよね。だけど、都会の奥に緑の平地がズラーっと続いているのに気づけばそれがカナダだってことにもわかるかもしれないですね。

 

海沿いにも面していて、それに浮かぶ人口島から飛行機の離着陸が丸見えで眺めているだけでも楽しかったです。

あとはマップを確認しながら向こうにはアメリカがあって〜とか、てか海沿いって自分で錯覚して書いちゃうレベルで海みたいなのが目の前に広がってるんですけど、それ海じゃなくて全部オンタリオ湖。遥か遠くまで青かったんです。

でもどうやってこんな馬鹿でかいところに水がたまったんでしょうか、地球って不思議。

 

と、色々と興奮していたらルームメイトが「もっと上に登れるし、上行かね?」と。

確かに行けるには行けて、それには追加で税抜き15ドルがかかるわけです。もっと上に行けて、追加料金にしては15ドルもそこまで鬼高いわけではない。迷いました。

 

15ドルもあれば美味しいもの食べられるしな〜って思いながらも、彼もかなり行きたそうだったし、一緒にもう一つ上の展望台まで行くことに。

 

そしてそちらからの景色がこちら。

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うーん、狭い!w

肉眼で見る分には確かにより高いし、迫力もあるんですが写真に収めようとなると、障害が多すぎてなかなか絵にならない。よく見ると落書きばっかりだし。

写真の左下の通路ですが、本当もうその広さしかなくて成人がすれ違ってやっとのレベルの広さ。

お世辞にもここは長居できるような環境じゃないですね・・・。なんかこのくらいの広さから、中学の修学旅行に行った京都タワーを思い出します、まじで広さあんな感じでした。そうか、ここが32年間世界で一番高い展望台だったのか・・・。

開放感がないので、本当に「もっと高いところから見たい!」という方くらいにしか自分からはオススメしたくないと思いました。普通の展望台で十分です!!

 

なんか特別めぼしいものもあったわけではありませんが、払ったからには〜みたいなところもあって30分くらいなんだかんだいてました。

そして下の展望台に戻るエスカレーターを待っていたら、発見しちゃったんです。

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ジャジャン

一人がちょうど収まるような大きさの窓。ここからの景色はまるでトロントのこの景色を独り占めしてるようで楽しかった。なんとか爪痕は残すことができてよかった。

ちなみに写真からは伝わりづらいですが、塔の外側に落ちるような角度で若干傾いてるので程よいスリル感も味わえます!

 

そして普通の展望台に戻ったわけですが、展望台恒例の床ガラスもあったのでそれに挑戦してきました。

全体像を撮れてる写真がなかったんですが、床ガラスの面積が今まで見た中で一番大きかった。大体見てきたのって申し訳程度の数メートル以内の正方形で、写真撮るのに列ができるとかの程度でしたが、普通に広い通路の半分くらいを占めてて驚きました。

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うーん広さが伝わらない・・・

明るく加工しているのは地上の景色がはっきりしてなかったからです。まぁ足加工して何になるんだって感じだと思うので言うまでもないかもしれませんね・・・。

自分、スカイダイビングにめちゃくちゃ挑戦したいタイプの高所恐怖症なんですけど、これは足がすくみました。だって、広いんだもん。なんかガラスが重さで割れるとかじゃなくて、ガラス部分大きすぎてスポンって型から外れそうじゃん?

逆にちびっこたちは思いっきりガラスに寝そべって可愛いドヤ顔をみんなに晒しながら写真を撮ってました。子供ってほんと無敵だな〜・・・。お兄ちゃんどれにも勝てないよ。

 

さて、気を取り直して次はお食事。同じ展望台にレストランがフードコートみたいな感じで1つだけあるんですが、これがめちゃくちゃいい匂いで食欲を掻き立てるんですよね。食べたばかりで絶対まだお腹すく時間じゃないのにおかげでお腹ペコペコ。タワー側にしてやられてる感がすごいから、もう少しだけ我慢しようかな〜と。

いや〜タワーのふもとで見かけたホットドッグを食べてればいくらかは我慢できたんだけどな〜〜。

そんなこんなで葛藤していたら、しばらく別行動していたルームメイトを発見。

なんと優雅にテーブルでフィッシュ&チップスを食ってる〜〜!

しかもそれ、イッチバン高いやつぅ〜〜!

もう目の前で食べられてたら食べるしかねぇわ、うまそうすぎるんだもん。フィッシュも食べたかったんですが、同じく食べたいしもう少し安めのものがあったのでこちらを注文。

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ででどん!

なんとかチーズサンドとポテトの盛り合わせですね。

チーズがCMみたいに伸びる伸びる。それにガーリックもきいててパンもパリッパリ。レストランここだけしかないし値段だけ高めの内容スカスカパターンじゃなくて、ちゃんとしたクオリティだったので、思わぬ出費でしたが満足でした。カナダで食べた一番美味しいサンドウィッチですね。

こちらで12ドル+税。ちなみにフィッシュ&チップスは15ドルでした。他にはアイスやハンバーガー、ナチョス、野菜天ぷらと、メニュー数は少なかったですがバラエティには富んでて、大体が10~15ドルくらいでした。

 

食べ終わって、もう少し見ようと思ってたらルームメイトがすかさず「もう帰ろうぜ〜」と。

上の展望台と食事してた時間を含めずにいうと、普通の展望台に滞在した時間って多分1時間半くらいしかいないよ?この子は何を言ってるんだろうか。

「まだ残るよ〜、あっここからの写真撮って〜」って頼んだら

写真撮ってくれましたがブレッブレだしアングルがさっきと比べたら微妙すぎる・・・飽きっぽいのか、思い通りにならないとテキトーになるのか、それとも怒ってるのか。

よくわからん。ルームメイトだし、指摘して憤慨してしまったらそのあと起こり得る気まずさを考慮したら言うにも言えないしな〜。

(アングルの話は地上で初めて見たので撮り直す事もできませんでした・・・。)

 

留学での難しさってこういうところにもあると思っていて、

その人のその行動が、出身国からくる「文化」なのか、単純にその人の「性格」なのか。判断するのって至難の技じゃないですか。だから「こうして欲しい!!」とかむやみに言えないし、モヤモヤするわけです。

 

夕暮れの景色も見てみたかったんですが、流石に5時間は待てなかったので、仕方なく彼と展望台から去ることにしました。

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粋なデザイン

そして地上に戻って、最後におみやげ屋さんへ。

変に再現度が高いものも好きですが、こういう骨組みみたいなオブジェクトも超好きです。観光客だったら多分日本に持ち帰ってましたが、流石にカナダの家に置くところがない・・・。

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洋服もたくさん売ってました

お値段はやはり観光客プライス?

ちょっと良さげなスウェットやパーカーの値段が、ナイキやアディダスなどのスポーツブランドのものとあまり大差なかったので、パーカー類だけでいうなら普通くらいの価格ってところでしょうか。

 

次にお土産屋さんを抜けると、なんと売店があるじゃないですか。

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!!

しかも当たり前だけど、全然安いし。ゆっくりできそうだし。匂いにつられてこっちのテーブルをガン見する観光客がいないし(展望台で食べる人あまり多くなかったので注目されがちだったんです・・・)。

食べた10分後に降りるんならここでよくなかった?w

主観ですが恋人なら百歩譲ってムード的に展望台で良いけど、友達同士ならここで十分すぎる。

 

自分は、出費がかさんだしいくらでもまた行く機会があるだろうし、今すぐ渡せるお土産じゃないのでお土産屋さんは素通りしたんですが、彼は両手に袋を抱えて出てきましたw 経済力っぱねぇな。上レベルの展望台にしても、食事にしても息をするようにお金を消費するな〜。この人の実家はダイヤモンドででも出来てるんでしょうか。

 

なんかこの人と付き合ってたらお金どんどん飛んでいきそう。だからと言って、反りもあまりあってないしw

実は食べてる時も、彼のが当然先に食べ終わるじゃないですか。

食べ終わると「ほなちょっとちょっくら一周してくるわ」といって食べてる人をよそにどっかに行ってしまう自由人っぷり。タワーまで登って食べてるのに一人で食べるの虚しすぎるよ・・・w こっちが食べ終わったらすぐに出たいとかいうし、なんでそのちょっくら一周を食べ終えるまで待てなかったのか。

 

割と気のせいかな〜とか、なんとかなるかな〜と思ってましたが、ちょっとなんとかならなそうかもしれません。セットで買った水族館のチケットはまた別の日に行けるので、「水族館また行こうね〜」と言われましたが正直に言って内心絶対行きたくないと思ってました、ごめんなさい。

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と思っていたら

「ほら、手ぶらで帰るわけにもいかないし、メダル2枚でも取ってきなよ」

と言ってなんかメダル2枚くれました、ありがとう。

ん?良いやつなのか?わからない・・・w

少し愚痴が入って申し訳ありませんが、タイトルを回収してまとめると

 

CNタワーのすヽめ

・混雑を避けるなら朝早くから来るべし

(ただ自分みたいに夕暮れも拝みたい方はかなり長居になってしまいますのでご注意を。もちろん再入場はできません。7時間以上も展望台で時間を潰すのはかなり困難かと思われます、コンセントももちろんありません。混雑を取るか、夕暮れを取るかって感じになってきますかね)

 

・格上の展望台(SkyPod)は登る必要なし

(狭い上に鉄格子が多いので写真撮る際に邪魔になるため。高さだけを味わいたい方なら一考の余地はあります。15ドルをこれで使う代わりに、展望台レストランの一番お高いメニューを優雅に食べたほうが有意義だと思いました)

 

・最低限の飲食は持つべし

(飲食の持ち込みは禁止されていなかったので、水筒や小腹に空いた時用のものでも構わないので何かあった方がいいかと思います。お水はボトルで4ドルでした)

 

 

こんな感じでしょうか。

この後はダウンタウンのどこブラつこうか〜と話していたら

「目の前にゲーセンあるから、そこ行くよ!」と言われましたが流石にこれ以上、しかも右も左も分からないゲーセンでお金を溶かすわけにもいかなかったので、解散としました。

な〜んか大金吹っ飛んだ割にはあっけなかったんだよな〜。

なんか一回心を落ち着かせたいな、って思ったので港まで行ってしばらくチルしてました。

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まーじで天気だけは良い。

自慢すると、一昨日と昨日はずっと雨降ってましたよ。いえいっ。

 

ただね、チルするって言ったんですが今日風も強いし、海沿い(湖ですけど)というのもあって風がえぐいし、もう物理的にチル、寒い。

ちょっと油断したら風でキャップもお金と一緒に吹っ飛びそうだったので、15分くらいで退散して肩をすぼめたまま帰宅しましたとさ。

 

やはりこの日の最後に、心を落ち着かせてくれたのは、最近大発見した、インドのラスクケーキでした。まーじでうまいし元気出ました、ありがとうだぜ。

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牛乳に消費がやばいので今夜はそのまま

とりあえず今日あったモヤモヤしたことは一旦忘れようと思います、ラスクケーキ美味しかったし、もうなんでもいいんだラスクケーキさえあれば。

 

それではかなり尺オーバーしてるのでこの辺で。

では。